重要事項説明を受けて契約書に署名捺印する

重要事項説明をしっかり聞いておかないと後悔する!

賃貸物件を契約する前には、書面や口頭で必ず重要事項説明がされます。重要事項説明というのは、賃貸物件を契約する時の様々なルールに関する説明です。契約や入居の条件はもちろん、退出時の現状回復について、生活する上での細かなルールなど様々なことが書かれています。重要事項説明書を渡されますが、文章量が多いということでしっかり読まない人もいるかもしれません。

しかし、内容に納得した上で署名捺印しないと後悔します。自分にとって不利な条件が書かれていた場合、住み始めてから文句を言っても取り返しがつきません。重要事項説明書に書かれているにも関わらず、後から「知らない」「聞いていない」といっても通らないということです。

特に注目すべきポイントは?

重要事項説明書でまず目を通しておきたいのが、家賃や敷金礼金など費用に関する部分です。費用に関しては事前に説明されますが、重要事項説明書で最終確認しておいたほうがよいでしょう。言われていた金額と相違はないか、家賃を滞納してしまったときの遅延損害金はどうなっているかなどをチェックしてください。

更新期間と更新料の金額も大切です。一般的には2年ごとの契約になることが多いですが、物件によって更新期間は変わります。また、更新する時にいくら支払うのかも書かれているので、後から困らないようにチェックしておきましょう。エアコンや給湯器などの設備が故障した時、誰が費用を負担するのかについてもチェックすべきです。基本は大家さんが交換しますが、重要事項説明書に「入居者負担」と書かれていると、自分で費用を出すことになります。